● 19世紀ギターのコピーモデル

 

 あなどれないパフォーマンス

レプリカとかコピーモデルというと一部の人々は敬遠しがちかもしれませんが、チェンバロやリュート、ヴァイオリンなどの名器は全てといっていいほどレプリカなわけです。むしろ「歴史的コピーモデル」とか「ビンテージレプリカのチェンバロ」なんていう楽器も存在し、200年以上を経過するコピーモデルもざらにあります。

前記したようにオリジナルの19世紀ギターはどうしても修理・調整を意識しなくてはなりません。その点、コピーモデルは中古も含めて近年に作られているわけですから状態の良いものが多いといえるでしょう。また、現実として優れたコピーモデルをコンサートで使っているプロの演奏家も数多くおられます。今日では近代の名工による歴史的コピーとよべる楽器も見られるようになりました。ここではその一部を紹介しましょう。

 

 

 シュタウファーのコピーモデル: ハウザー1世(ドイツ) 1934年製作

 シュタウファーのコピーモデル: ゲイリー・サウスウェル(イギリス) 1997年製作

 ラコートのコピーモデル: 加納木魂(日本) 1997年製作

 ラコートのコピーモデル: 水原 洋(日本) 1997年製作

 

・もちろん黒田さんのギターも非常に優れた楽器です(今回写真が準備できなくてスイマセン、当方のリンク集から御本人のHPを御覧ください)。このほかにもいくつかの製作家が国内外で製作されており、非常に興味深い世界といえます。

 

 

 


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