弦楽器製作関連書籍 

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書名:Hofmeister社 Lute教則本(曲集)シリーズ


 書名:Lute教則本(曲集)シリーズ
 発行:Hofmeister社
 著者:-
 ISBN:-
 価格:定価 - 円

 

16世紀から17世紀初頭の作曲家をずらりとシリーズ化したもので、ルネッサンスリュートとヴィエラにとっては貴重な作品集です。すでにリュート愛好家の間ではおなじみの作品集でもあります。もちろんギターでも楽しめます。


出版社はドイツのHofmeisterのようですが世界各国に代理店?を持ち、GSPなどが販売していたりします。日本国内では東京都内ですとギタルラ社などで入手することが可能です。作者ごとにページ数や表紙の色(赤、グリーン、グレー、紺など)が異なりますが、おおよそ20ページぐらいのものです。共通点といえばご覧のとおりのリュートのネック/ヘッド部のイラストです。
これらはじつによくできていまして、楽譜の構成(記載方式ともいうべきか?)がじつにユニークなのです。

上段:当時の記譜法、つまりタブラチュアでの表記
中段:現代のピアノ譜のようなト音記号とヘ音記号の表記(実音)
下段:ギターに置き換えたト音譜

となっており、つまり早い話が「凝ってる」のです。リュートやビウエラといった楽器を手にして、さあ楽譜はどうする? となったらこのシリーズは必見でしょう。ギターで弾く場合は3フレットにカポタストをつければ指の拡張も少なく、音も明るくなるので楽しめます。


● Heft 1 〜 Heft 34  1冊のおおよその価格1,050円〜2,000円 
 

Heft 1:ハンス・ノイジドラー *
Heft 2:ハンス・ゲルレ *
Heft 3:アルノエト・シュリック *
Heft 4:ピエール・アテニャン *
Heft 5:ピエール・アテニャン *
Heft 6:ホアン・アンブロシオ・ダルサ *
Heft 7:ホアン・アンブロシオ・ダルサ *
Heft 8:ホアン・アンブロシオ・ダルサ *
Heft 9:ハンス・ノイジドラー *
Heft 10:ハンス・ユーデンクニッヒ
Heft 11:ルイス・デ・ナルバエス *
Heft 12:アロンソ・ムダーラ *
Heft 13:ヨアヒム・ファンデン・ホーヴェ *
Heft 14:ヨアヒム・ファンデン・ホーヴェ *
Heft 16:ヨアヒム・ファンデン・ホーヴェ *
Heft 17:ルイス・ミラン
Heft 18:ルイス・ミラン
Heft 19:ルイス・ミラン
Heft 20:ルイス・ミラン *
Heft 21:アンソニー・ホルボーン
Heft 22:アンソニー・ホルボーン
Heft 23:ニュルンベルガー・ラウテンブッフ
Heft 24:ニュルンベルガー・ラウテンブッフ
Heft 25:ニュルンベルガー・ラウテンブッフ
Heft 26:ニュルンベルガー・ラウテンブッフ
Heft 27:ニュルンベルガー・ラウテンブッフ
Heft 28:セバスチャン・フリードマン
Heft 29:セバスチャン・フリードマン
Heft 32:ハンス・レオ・ハスラー
Heft 33:ハンス・レオ・ハスラー
Heft 34:ハンス・レオ・ハスラー
FH4036 :ニコラ・バレー ソロ作品集
 

多くの作品を手がけた作曲家の場合は2〜3冊に分かれています。また、上記のように同じ作家のシリーズ番号が跳んでいたり欠番もありますのでご注意ください。ちなみに * 印は私が現在までに所有しているものでして、Heft 8 が最も気に入ってます。あと、FH4036 もかなり人気があるらしいです。

 


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