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■ テールのキャップ仕上げ 表面板の表面で収束
テールのキャップはすでに接着していますが縁どりに相当する装飾と仕上げを行うことにしました。黒檀やメイプルを薄く切り出してビンディングを作ります。ここでは既成のビンディングを使っていますが耐久性を考えるとやはりムク材から自分で切り出したほうが良いでしょう。これはだいたいの幅に削っているところです。
ベンディングアイロンで曲げながら接着していきます。Rのきつい部分は折れやすいのでスペアのビンディングも準備しておきましょう。
継ぎ目は雑にカットすると非常に目立つので注意してください。
ストラップピン(ボタン)のあたりも直線ではないので曲げ作業は微妙です。大きなリュートではこのあたりの形状はほぼ直線となり比較的作業しやすいでしょう。
はみ出すぐらいで接着しておき、ノミで面を揃えます。
このへんはデザインナイフで丁寧に切削します。前にも書いたように表面板の「表面」にピークがくるようにします。はみ出した接着剤はスクレーパできれいにしておきましょう。
ううう、ようやくまとまりました。この作業だけで丸1日費やしています。時間がかかりずぎかな?
あ、ブリッジのチップ接着の説明を忘れていました。上記の作業の合間をぬって行えばよいでしょう。さきに象牙を削って準備しておいたパーツを接着するだけです。タイトボンドを適量塗布するには妻用事が.....おっと、つまようじが便利です。
この角度が微妙なのです。ほんのわずかに開いたり狭くすると「ダッサ〜〜〜イ(死語)」といわれていしまいます。
え〜〜〜〜〜っと、ボディはここまでで完成かな?