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 28. ラベル貼りとサイン  オリジナルラベル!

 

愛らしき爺さんMacでひょいひょい描く

 

ギター製作もここまでくればほとんど完成に近いわけですが、最終調整に入る前にラベルを貼っておきましょう。例によって私は愛Macの爺さんで書きます(PowerMac6100/66改NewerG3)。それにしても私のMacほど酷使されているパソコンも少ないでしょう。ソフトウエア開発、ホームページ製作、写真加工、講義テキスト制作、書籍原稿執筆、個人輸入、楽器図面製作....考えてもみれば1995年に購入し、このクレーンホームページを開設するきっかけになったパソコンです、ヘタな人間よりも頼りになります、はい。

 (注:この記事を書いていた当時のパソコンです。その後買い換えました)

 

あ、話がそれてしまいましたがラベルはプロの製作家もあれこれと工夫がみられて、それぞれ個性的なものが多いです。反面、手書きとコピーに近いシンプルなものもプロの製作家は使っていたりします。いずれにせよ製作年月日と製作者名ぐらいは書いておくのがエチケットです、そうすることでどれくらいの年月が経過しているかわかりますし、誰が製作したのかを知る手がかりになるからです。百年後まで私の楽器は残っているでしょうか? 「これが20世紀に活躍した伝説のスローハンド製作家、クレーンかっ!」と世間をまどわす、いや、世間で評判になるような楽器になればいいなぁ〜〜、ズズズッ(ヨダレ)。

次の写真はイラストレータVer8.0で描いてALPS社のMD5000で印刷したものです。カラーですが、じつはちょっと秘密があってわざわざ2回の重ね印刷をやっています。四角いラベルはリュートに貼りました。楕円のものはラコートの楕円ラベルにならってこのギターに貼ります。12年使ってきた角形マウス(MacintoshSE)のボタンには磨耗の跡が.......。

 

日付や製作者名は小さなサブラベルに書きました。世界初! URLを書いてあるギター!! 作品番号は0001になっています。果たして0002を作るかどうかは怪しいものですが、基本的に私は同じタイプの楽器は作りたくありません....。

 

はい、ひとまず完成!歓声!拍手!

 

私にとってパソコンはあくまで道具のひとつに過ぎません、つまり図面や文章を書いたりするサインペン、あるいは電話機のようなコミュニケーションの手段のひとつでしかありませんから速度を競ったりスペックを気にすることはまずありません。ほとんどほったらかし状態なのですが、気が付いてみればじつによく私を助けてくれています。ウサギ飛びに苦しむ星飛馬を電柱の影からヤサシク見守るお姉さんのようなものです。パソコンにお礼を言ってもしょうがないかもしれませんがこの記事が書けているのもこのMacのおかげです、はい、アリガトウ、今後も古いシステム(KT7.5.5)でコケないでがんばってくれい! コケるときは前もっていってくれいっ!

楽器製作には製作の手助けをしてくれるようなパソコンをつかいましょう。製作を邪魔し、ハンマーでたたき壊してやりたいようなコンピュータは使ってはいけません。

 

さあ、最後の調整と弦の選択へ!

 

 

 


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