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■ ハーディガーディの登場する絵はがき
ネット上を探せばたくさん出てくるのですが、画像利用の権利の問題もあるのでここでは鶴田コレクションからいくつか紹介しようと思います。いずれも1900年代初頭のフランスを中心としたヨーロッパの絵はがきです。まずはひとつめ。
髭をたくわえ帽子をかぶり、正装した老紳士。威厳に満ちた堂々たる姿ですな。RAMEAU といえばフランスオペラの作曲家ジャン=フィリップ・ラモーを思い出しましたが、手書きサインらしきものが最下部に書かれているので、写っている方がジャン・ラモーさんということですな。
フランス語で数行の説明がありますが .... はい、わかる人!(フランス語の読める方、メールください)
楽器の拡大画像も掲載しておきます。ペグボックスのペグの数と写っている弦を数えたところ、6弦と思われます。メロディーに2本、トランペット / 犬駒に1本、ショートドローンが2本、ロングドローンが1本、といったところでしょうか。7本にも見えなくもないです。ボウルバック(リュート風)のボディで表面板の周囲にはMOP / 真珠母貝 のパーフリングが施されており、各部に象牙らしきパーツも見られます。ストラップの使い方にもご注目。
裏面はブランク(宛先もメッセージも書かれていない未使用ハガキ)。リトグラフによる印刷。1920年頃 フランス。
◆ ジャン・ラモー / Jean Rameau : 1852年 3月11日生 - 1931年 4月23日没 フランスのWikipedia
作曲家であり演奏家でもあり、とりわけハーディガーディとバグパイプについては録音も多く残しており、たびたび絵はがきにもなった(300以上?)とのことです。なんと!今でも彼の演奏がここで聴けます!蓄音機の音源ですな。
・ La marche des gas du Berr (YouTube) : Jean Rameau et Maurice, Paris.
更新日:2018年3月11日
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