■ キタリーノのガット(羊腸)弦選びの例
● 5コース キタリーノ 弦長558m A=415Hz
キタリーノ(バロック期以前の小型のギター)にガット弦(羊腸)を張った例を書いておきます。低めの張力です。
(1) e1 シングル 0.46mm 2.6kg
(2) b/b ユニゾン 0.52mm 1.9kg / 0.52mm 1.9kg
(3) g/g1 オクターブ 0.66mm 1.9kg / 0.36mm 2.3kg → 楽器を演奏姿勢で抱えたとき太い弦が下
(4) d/d1 オクターブ 0.91mm 2.0kg / 0.46mm 2.1kg → 楽器を演奏姿勢で抱えたとき太い弦が下
(5) a/a 高いユニゾン 0.58mm 1.9kg / 0.58mm 1.9kg
ここでは A=415Hz で計算してみました。
A=440Hzしか備えていないチューナでは半音低い (1) d1# (2) a# (3) f#/f1# (4) c# /c1# (5) g#/g# と調弦すればいいでしょう。
【注意】
・巻弦を使わず、すべてプレーンガット(羊腸)で張ることも可能です。但し、ブリッジの弦穴サイズやナットの拡張が必要になることがあります。
・まったく同じ弦長、同じ構造、あるいは同じ製作家の楽器でもセッティング(サドルやナットの状態)でテンションは変わります。
・表記の弦はあくまで参考ですので、実際に自分の楽器に張って弾いてみて、状態をみながら納得いくまで弦を選びなおすことが重要です。
・くれぐれも過大な張力で楽器を壊さないように御注意ください。当方では一切責任を負いません。
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