商品名:スペイン式カポタスト ギター用 チューリップウッド スパルテッドビーチ 墨流し 60mm (MtFujiTU001)
新品/中古の区別:新品 CRANEカポはすべて永久保証付きです(ガット類の消耗品は実費サポート)
参考写真:写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6 写真7
備 考:コダワリ、使い方、メンテナンス等はカポタスト(CAPODASTRO)のコーナーを御一読ください。
譲渡希望価格: 譲渡済み
説 明:工房CRANEによるハンドメイドの木製カポ。2013年モデル。
富士山をモチーフにしたカポタストは以前からCRANE工房で作っていますが、今回、正式なモデルとして標準シェイプとしました。
今年(2013年)、富士山とその周辺地域が世界遺産に登録されたことはオメデタイことですね。しかしまぁ、だからというわけでもなく、ウチの工房のカポタストとしては、世界遺産は置いといて、冷静に見てもこの形状のカポは実用のデザインとして優れており、扱いやすいという特徴を再主張しています。
スペイン式のカポタストというのは、現代の合成樹脂や金属のカポと違って、決して「手軽」ではありません。うまく装着できなかったり、傾いているとビリついたり、すぐにペグやガットが摩耗する.... そう感じている方、いませんか? オシャレだと思ったから買ってみたけど、うまく楽器に付けられない ... そんな人いませんか?
たしかに、スペイン式のカポは取扱いにコツが要ります。
● 装着のコツ
以下の写真を御覧あれ。
これこそ世界初解説! スペイン式のカポ装着のコツ!(カポのコーナーのメンテナンスのページにも書いてあります)
ペグでガットを巻き上げて徐々にギューギューと締めあげていくのではなく、 左手で弦と指板にカポをギュッと押しつけておいて、その状態でペグを巻いて留めるのです。 そうすればガットやペグにかかる力も短時間で最小限。ガットも長持ちしますし、ペグの軸も摩耗しにくいのです。つまり、コツを知って上手に使う人のカポは摩耗も少ないのです。こういったことはなかなか認知されていないのが現状です。手慣れた人はこれを自然にやっているわけですよ。とりわけ、この富士山のシェイプは装着に都合が良いのです。御覧のとおりですな。
富士山の形状は初心者にもヤサシイ構造なのです。もちろん、手練れにも納得の使い心地。これを人は機能美といふ。
母材にスパルテッドビーチ(ブナ)を用いた墨流し紋様。それを稀少なチューリップウッドでサンドしています。赤い縞は冠雪が夕陽/朝日に紅く染まる模様を顕しています。全体のバランスもうまくとれて、わずか13gの重量です。
今回2013年のモデル(シリーズ)のうち、全長を少し長めに製作したもの。今までの楽器展示会等で、「少し長めのカポは作れないか?」との相談があり、それを受けての仕様です。ハイポジションでの使用を意識したモデルですが、もちろん、すべてのクラシカルギターで使用可能です。
いつもならクレーンのクラシカルギター用のカポは57mm前後で作っていますが、このカポのソールの長さは60mm。 ウチの工房の田村廣フラメンコギター1973年に装着した写真を掲載してあります。
指板の平らなギター向けです(アコースティックギターやエレキギター等のふくらみを持つ指板には使えません)。
本体:スパルテッドビーチ(ブナ)
ペグ:ツゲ
ガット:羊腸
ベルト:本革/エンジ色 裏打ち付き
ソール:天然ゴム 60mm x 15mm
重量: 13g
【参考:指板幅の比較】
以下のとおり、工房CRANEの手元にあるギターで、第10フレット位置(ポジション)に於ける指板の幅をざっと測ってみました。時代や製作家によって指板の幅は微妙に異なります。
56mm:ホセ・ラミレス1世 1909年
57mm:マヌエル・ラミレスギター1900年代初頭
60mm:田村廣フラメンコギター1973年→このページの写真。
61mm:マヌエル・ロドリゲス 1987年頃
※ CRANEカポはすべて永久保証付きです(消耗品は実費でサポート)。私がボケたり、老眼が進んだり足腰が弱ってきたらこの限りではありません(笑)。五体満足で元気なうちは面倒みまっせ〜。
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