クリストファー・ラージ作バロックギター(ストラディヴァリ・コピー)
2011年製作
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非常の出来の良いストラディヴァリ・コピーのバロックギターです。

製作はイギリスの新進製作家クリストファー・ラージ。2011年の新作です。
バロックギターはまだ多くは製作していないそうですが、すでに非常に高いレベルに達しています。
また、この楽器は私の監修の下にロンドンのバロックギターに造詣の深い修復家に弦高やナットの調整を依頼し、
フレットを巻き替え、弦をガットに張り替えました。

名工アントニオ・ストラディヴァリは多くのギターを製作したと思われ、数台の作品が残されています。
そのうちでもオクスフォードのヒル・コレクション所蔵のものはもっともオリジナルな形で残されていると思われます。
オクスフォードの「ヒル」

しかしヒル・コレクションのギターは弦長74センチという長い弦長をもつため、
現代にコピーを製作する際は縮小することが多く行われます。

コピーにより手頃なモデルとしては、アメリカにある通称「ラウリン」が挙げられます。
「ヒル」とほぼ同様の仕様ですが一回り小型で弦長は65センチです。

「ラウリン」

今回の楽器はこの「ラウリン」のコピーです。

非常に誠実に作られたコピーで、寸法や装飾のみならず、全体の雰囲気まで非常に似ています。
工作精度、コンセプト、材料全てにおいて大変良いものです。

スプルースの表面板。


ブリッジには美しい真珠母貝の装飾があります。
博物館のオリジナルには両端のムスターシュは喪われていますが、このコピーでは適正に再生されています。


美しく作られた木とパーチメントのローズ。ローズ周りにも真珠母貝の装飾があります。


美しい木目のメープルの裏横板


ネックとヘッドにはローズウッドとホリーによるストライプの装飾があります。


ペグはホリーでしょうか。

黒檀の指板。


もともと大変良く作られた楽器ですが、ロンドンの古楽器工房での調整の後、
よりよい楽器となりました。アクション(弦高)も適正。、

鳴らしやすい楽器で、レガートな高音、ふくらみのある全体の響きなど気品高いものです。
音量もあり、コンティヌオ演奏にも向いています。
大変素晴らしく鳴っていますが、これからの弾き込みでより良くなっていくのは間違いないでしょう。

これからバロックギターを始める人は勿論、良いフラットバックのバロックギターをお探しの方に勧められる楽器です。

日本での試奏が可能です。

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