ナイジェル・ケネディとのページ
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ナイジェル・ケネディは、イギリスを代表するヴァイオリニストである。
2002年にケネディのヴィヴァルディ「四季」の新録音/DVD収録に参加した。
収録はベルリンで行なわれ、共演オーケストラはベルリン・フィルハーモニー。
(上の写真はレコーディング終了時:ケネディおよびソリスト/コンティヌオ奏者たちで)
2003年から、それらのリリース公演が行なわれ、僕も同行した。
使用楽器は、イタリアンのテオルボ(キタローネ)とバロックギターを持ち替えである。
プログラムは「四季]を初めとして、全てヴィヴァルディ。
それ以来、ケネディがバロックの作品を演奏する際は必ず参加を求められる様になった。
レパートリーも増え、ヴィヴァルディのプログラムが二つ、バッハが一つ、室内楽のコンサートが一つ。
2005年にはEMIからヴィヴァルディのディスクをもう一枚リリースし(Vivaldi
II)、
今年(2006年)には昨年フランスで収録したDVD(Vivardi
III) がやはりEMIからリリースされる。
ナイジェルは才能に満ち溢れているが、同時に真摯な音楽家で、
僕たち共演者にも非常に親切、ケネディとの仕事は大変楽しく、また良い刺激になる。
これまでに演奏した国は、
イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、ポーランド、台湾、日本、
オーストラリア、ニュージーランド、スペインなど。
2006年にはオーストラリア、ヨーロッパ各地、日本などにツアーで赴く予定である・・・
ケネディとのツアー日記
ドイツ日記(with Berliner Phil Orch)
ポーランド日記(with Polish Chamber Orch)
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付録
以下の文章は日本リュート・アーリーギター協会(LGS)に連載している拙稿「ロンドン通信」からの抜粋です。
(2003年4月)
ロンドン通信:ナイジェル・ケネディとの一週間・・・型破りの名演奏家
ある日、ヴァイオリニスト、ナイジェル・ケネディから電話があった。
3日後(!)に始まるヴィヴァルディ「四季」のツアーへのお誘い。
コンサートおよびCD/DVDの収録が仕事内容。オケはベルリン・フィルで、ギャラもまあ破格の部類。
あまりにも突然なので戸惑うが、その日のうちにスコアと契約書がEMIからバイク宅急便で送られてくる・・・
どうやら現実のことらしい・・・
というわけで始まったケネディとのツアーは、非常に楽しいものだった。
本番では、観衆は総立ちになりのりまくりだし、世界中からの追っかけグルーピーはいる。
もうノリはポップミュージシャン。
ケネディば十年前までは白皙の美青年、ヴァイオリンの天才児としての名を欲しいままにしていた。
ふいと全ての演奏活動を中止して世界放浪の旅に出てしまい、復帰したのが割と最近。
イメージもまったく180度転換・・・舞台での衣装もボロボロのタキシード、
袖などは取れているし、ベルト代わりにくたびれたスカーフを締めている・・・
しかし!演奏は非常に素晴らしい。
世界最強のオケ、ベルリンフィルに支えられた彼のグァルネリ・デル・ジェスからは
この上なく美しい表現的な音色がかもし出される。
・・・うむむ、モダンの楽器も馬鹿に出来ないなーとほとんど生まれて初めて思った次第。
人間的にもとても暖かく、快適に仕事してロンドンに帰ってきたのでありました。
また来年には彼とのツアーで日本にも行きそうです。そのときはヨロシク!
竹内太郎(リュート/バロックギター奏者、LGS理事)
(日本リュート・アーリーギター協会会報「ノスタルジア」より)