ロブ・ガブリエリ作 6コース・マンドリーノ(バロックマンドリン)
イタリア 2007年 (2008年に完全調整済み)

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イタリアの中堅製作家、ロブ・ガブリエリの手になるマンドリーノ!

マンドリーノは現代のマンドリンよりもむしろリュートに近く、
バロック・マンドリンあるいはミラノ式マンドリンと呼ばれることもあります。
典型的には5もしくは6コースのガット弦を持ち、主に指頭で奏されます。

ヴィヴァルディ、ヴァレンタイン、スカルラッティ、ダ・ラカーサなどバロック時代のすべてのマンドリン作品は、
このタイプの楽器のためのものです。
17,8世紀にはマンドリーノは大変に愛好されており、各地の博物館に素晴らしいオリジナルが残されています。


18世紀の後半に至り、ミラノ式やジェノヴァ式など金属弦のマンドリンが使われるようになっても
マンドリーノは広く愛好されていました。

3台の18世紀マンドリン
左から
出展楽器(ミラノ式)、ナポリ式(ヴィナッチャ)、ジェノヴァ式(ヴィナッチャ)


作者のガブリエリは私の友人で、ローマ在住の楽器製作家です。

リュートやバロックギターなども製作しますが、ことに17,8世紀のマンドリンには造詣が深く、
ローマの国立楽器博物館のコレクションを綿密に調査して良い楽器を製作しています。

今回の楽器も大変手間をかけて誠実に製作されています。

18世紀イタリアのモンチーノ製作の楽器に範をとっています。
弦長33センチの6コース。マンドリーノとしてはどちらかといえば大きめの楽器です。

スプルースの表面板、美しい木目のハカランダの裏板。


リブの間にはスペーサーが入り、ネックもハカランダとホリーで装飾されています。


ヘッドには寄木細工の装飾があります。


丁寧に細工されたペアとパーチメントのローズ。


HPに出展するにあたっては、イギリスの製作家に依頼してオーバーホールに近い完全調整を行ないましたので、
音の出方、使い心地は大変良いものです。

音色は非常に甘く、小さな楽器にもかかわらず響きはとても豊かです。
特に中音域の張りのある鳴り方は特筆に値するでしょう。

バロック音楽に興味を持つマンドリン奏者にとっては、必携!の楽器と言えるでしょう。
日本での試奏が可能です。



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