ハーウッド作:最高級シターン
ガスパロ・ダ・サロ・モデル、6コース、弦長45.5センチ
価格24万円


希有な名器です!
シターンはルネサンス、バロック時代に愛好された弦楽器。
同時代に用いられたリュートがガット弦を持っていたのに対し、
シターンは金属弦を持ち、通常はプレクトラム(ピック)で弾かれました。
シターンに関しては次のサイトが詳しいです。
http://www.cittern.theaterofmusic.com/
楽器のサイズ、コース数など様々で、イギリスとフランスでは4コースの楽器が、
イタリアやドイツでは大きめの6コースが使われました。
イギリスでは特に小型の4コースがソロ用に愛好された様です。

メルセンヌの「宇宙の調和」より:イタリア型6コースとフランス型4コース
シターンの為のソロ作品はル・ロア、ホルボーン、ロビンソン、プレイフォード、
ランフランコ、ヴィルキその他多くの作曲家によって書かれています。
また、ブロークンコンソート(異種の楽器からなるアンサンブル)にはリズムと和声を担当する楽器として
重要や役割を持っています。
シターンはリュートよりも演奏が容易で音量が大きかったこともあり、
16−17世紀には「庶民のリュート」として大変普及していました。
18世紀には同じ仲間の「イングリッシュギター」が一世を風靡したことをご存じの方も多いでしょう。

各種のシターン
左から:イングリッシュギター(トンプソン)、ダ・サロ型6コース(出展楽器)、イギリス型4コース
絵画にもシターンを描いたものは多いですね。



シターンは古楽器としてはそれなりに普及していますが、
巷に見る多くの楽器はキットから作られたもので、真摯な使用に耐える楽器はあまり見かけません。
しかし今回の楽器はこの分野の第1人者によって製作されたまさにプロ仕様のシターンです。
製作はあの!イワン・ハーウッド!
英国リュート協会の会長であり、古くからシターンの研究と製作に置いては右に出るもののない人物です。
しかも、大変珍しいイタリア/ドイツ型の6コース、弦長はやや長めの46センチ。
モデルはガスパロ・ダ・サロによるもので、現在はオクスフォードのアシュモリアン博物館に展示されています。
現存しているシターンの中でも名器の誉れが高い楽器ですが、
ハーウッドがこの楽器を詳細に検分してコピーを製作したことは言うまでもありません。

オリジナルのダ・サロ
非常に高品質の材料と素晴らしいクラフツマンシップを見ることが出来ます。
スプルースの表面板、美しい虎杢のメープルの裏横板。ローズウッドのペグ。
頭部には美しい彫刻が施され、壁掛け用のフックも装備しています。


製作されてからほとんど弾かれていない楽器で、多少の汚れや調整跡はありますが、
割れの修理などは見あたりません。弦高も適正で非常に弾きやすい楽器です。
6コース必要なイタリア、ドイツのレパ−トリーに対応しますが、
上からの4コースのみを弾くことによりイギリス、フランスの曲も問題なく弾くことが出来ます。
ある意味で万能楽器であると言えるでしょう。
音色は歯切れ良い中にも甘さがあり、美しく、また音量もあります。
あらゆる面から、現在望みうる最高級のシターンと言えるでしょう。
古楽器の専門家か真摯な愛好家に使っていただければと思います。
日本での試奏が可能です。



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