● え〜〜〜、当クレーンホームページ宛てにお問い合わせのメールが届きます。よく届きます。国内だけでなく海外からも「質問」やら相談やらがあるのです。けっこうあるんです。しょっちゅうあるんです。連続して届くと返事をするのもたいへんですが、楽しみも半分なんです。でも、わからないことも、たまにあります。いまだに調査中で回答保留中のものもいくつかあったりします ... 。
で、本日(2018年7月23日)の質問はじつにユニーク。Mさんという方から写真が2枚送られてきまして、見て御覧のとおりです。
写真1:ウクレレのお尻に謎のスティック/レバー
写真2:可動式で90度「起立!」します。
Mさんのお友達からも意見はいくつか寄せられています。
このウクレレは量産品ではなく「がっしり」した手工品(手作り)だそうです。作った本人に訊けばわかるのすが、....
... あいにくラベルは無いようです。スティック/レバーはウエンジ製で木ネジ留めした部分に貝の丸ドットでカバーしてあります。表面板は柾目のよく出たスプルース、サイドはウオールナット、ヘリンボーンのパーフリングとロゼッタ(一部手描き)といったところでしょうか。ピックガードはベッコウ模様ですがパターンからするとセルロイドに見えます。全体はタイトボンドもしくは合成樹脂系の接着剤で組み立てられているようです。
ちっともわからな .... あ、いや、私はわかっているんですけど、公開して皆さんと一緒に考えてみようと思います。ふふふ ...
鶴田からMさんへの回答は以下に書いておきますが、正しいとは限りませんので、皆さんからの御意見を広く求めています。
大募集致しまするるるるるるるる ..... 。
M さま
クレーンホームページの鶴田です。
非常に興味深い画像とお問い合わせ、ありがとうございます。これはマクンバの呪いの道具とされるマニーヴァ・スティック(Maniva stick)に違いありません。
先端部には見えないほど小さな針が仕込まれており、ファリーニャ(マンジョッカの粉)の溶液が塗られています。
呪術にはロウソク、酒、花、動物の死骸が必要とされるため、キャンドルの灯り、テーブルには生け花、ワイン、エビのアヒージョを用意しておきます。
恨みのある相手をその酒場に誘い出し、ほろ酔いのころあいをみてこのウクレレで一曲歌いながら近づき、このスティックをサッ!とトップ側へ起こし、ブスリ!と....。間違いありません。
鶴田
補足:このウクレレで弾くのはもちろんこの曲さ♪・2018年7月24日
・最終更新日 :2018年7月24日