● 弦楽器製作資料 マンドリン系・ギター系 稀少文献「DE MANDOLINE EN DE GITAAR」
● 品 名:弦楽器製作資料 マンドリン系・ギター系 稀少文献「DE MANDOLINE EN DE GITAAR」
● 価 格: 譲渡済み
● 新品/中古の区別:いちおう新品(新古品)
書名:DE MANDOLINE EN DE GITAAR
発行:AETii-Producties (1994年)
著者:Alex Timmerman
ISBN:90-9007969-6
備 考:絶版中の絶版・稀少文献
【説明】
内容としてはページを開くと右側に楽器の写真、左に解説と寸法とブレイシングなどが掲載されています。
その楽器の調弦も書かれているのがまたイイ!
価値がわかり、活用いただける方にぜひともお譲りしたいのです。 今回はしばらく掲載してみて、複数の御希望があった場合は弦楽器製作家もしくは弦楽器製作家を志す人が優先。
約50本近い古楽器のギターとマンドリンが掲載されています。
以前売りに出したDVDみたいに2つ間違って買っちゃったわけではなく、貴重なお気に入りは2つ持つ という鶴田の習性によるものです(#カメラも時計も版画もそうだね)。
楽器の写真の数としては40本から50本ぐらいで132ページ。全編モノクロ。楽器によっては追加補足の情報(ラベル、楽器裏面などの写真)などもあります。巻末にはさらに詳しい解説が数ページ。個人的には写真と寸法が出ているので、それだけでヨダレが止まらない。
当時の楽器にある程度接してきた弦楽器製作家であれば、樹種や板厚、装飾様式、弦のゲージや張力などといった仕様は経験的にわかるので、全体の写真と寸法さえわかればおおむねレプリカが製作できるのです。
オランダ語で書かれています。一部英語。
出版されたのが1994年。私がこの本を入手した1990年代にはまだマトモな翻訳サイトは存在しておらず、貧弱なポータブル電子辞書で創造力を駆使して格闘したものです。現在ではGoogle翻訳で文字列をそのとおり打ち込めば、けっこう使える訳が2秒で手軽に得られます(#初期のグーグル翻訳はヒドかったけど)。なんとも便利な世の中になったものです(遠い目)。
鶴田の結論からいえばオランダ語がわからなくても写真と図面と寸法と調弦、ブレイシングなどの貴重なデータに大満足。必要に応じて翻訳、という使い方をしていました。
当時、新品で2冊入手しました。そのうち綺麗なほうの1冊を今回売りに出します。
外国の本/輸入書なので日本人の感覚でいうピカピカで無傷の新品ではありません。表と裏にはいくつか小傷やスレがありますが、全体としては、折れや書き込みも無く綺麗な部類です(#いちおう新品保管品ですからな)。目立つ汚れはありません。しおりを兼ねた楽器スケールも欠損せず付属しています。
もともと発行部数が少なく、当然ながら現在では絶版中の絶版でなかなか市場には出てこない貴重な文献です。
そして、世界中の製作家で持ってそうな人はみんな持っている名著です(笑)。
製作家もしくは製作家を志す人に譲渡できれば理想的なのですが .....
17世紀のマンドリーノに始まり、18世紀から19世紀にかけてのナポリ型マンドリン各種、ファブリカトーレ、ミラノ型の単弦マンドリン、エンベルガー、ヴィナッチャ、カラーチェ、ルシアン・ジェラ、5コースや6コースのバロックギターやバッテンテ風のギター、プレストンの6単弦ギター、19世紀6単弦ギターではファブリカトーレ一族の6単弦ギターやバンザイギター、ランドルフ他のミルクール派各種、パリ派ではルネ・ラコート他、そしてウイーン派ではJ.G.酒タウファー、おっと、シュタウファー(C.F.マーチンの師匠ね)、NewYorkのMatrinスタイルギター、英国のスパニッシュギター ルイス・パノルモ、ほかにも無銘フレンチ6単弦各種、時代がさらに下ってアルメニアのアントニオ・デ・トーレスと1900年頃のマドリッド代表 マヌエル・ラミレスも掲載されています。よくまぁ、これだけ貴重な楽器を調査して掲載できたものです。素晴らしい。
40本を超える古楽器。たとえばこんな楽器たちが掲載されてます .... 抜粋の抜粋の抜粋ですよ。Gaaf!
海外の古書店などもしぶとく探せば出ているかもしれないので、よく探してみましょう。ウチより安く出ていたらそっちで買いましょう。
記事掲載:2020年11月15日
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