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■ 037:岡山県 藤田真さん 「バリトンウクレレ−1」
さて、忘れた頃に視聴者の皆さんから投稿メールが届いてびっくりするコーナーです。
視聴者参加番組ともいふね。 2年ぶりぐらいに更新します。
しかも今回、驚くべきことにあの著名人、 必殺仕事人の藤田まことさんからの投稿です! (← おぉ〜〜〜!!)
うわ〜〜〜! 俳優業の傍ら弦楽器もお作りになっていたのですね。 すごいなぁ ...
しかも売り物になるぐらい完成度が高い。クリックして大きな画像も御覧ください。
指板と表面板高音域は御覧のとおり狂いもなくピッタリ接着され、ヒールとボディジョイントも隙間無く的確です。
フレットも均等にバランス良く打たれて波打ちも無く、ロゼッタも簡素ながら上品。
やっぱり仕事人は違う! (←さ、さうだね!)
弦楽器製作は必殺です! ( ←さうだ! さうだ! まったくさうだ!)ビンディングやパーフリングの処理も美しく仕上がり、塗装も無駄に光沢を出さずシックにまとまっています。
過去のこのコーナーの作品たちは何だったんだ! (← をひ!をひ!)
え? 藤田まことさんは2010年に亡くなってるってぇ!?
あれ? メールをよく見たら 藤田真さんだったのね。失礼、失礼。 (← ありゃま〜〜〜〜!)
なんと、今年2020年4月に入学したばかりの大学1年生とのこと。 (← 約70年 世代がちがうし)
21世紀の若者もなかなかやるなぁ。
写真を見ればわかるとおり、工作がキッチリしてますね。
いつもは低い解像度の画像でごまかしているこのコーナーですが、 (← をひ!をひ!)
今回はこの完成度を見て頂きたく、でっかい画像を準備した甲斐があります。
高い解像度にも耐えられる緻密な作業、さすが仕事人である ( ← だからちがう人だってば)
● 仕様
弦長:500mm
ボディ:アガチス
ネック:桜
ビンディング:マホガニー、ヒノキ
パーフリング:マホガニー
指板・ブリッジ・テールピース:ウォルナット
ブレーシング:ヒノキ
ナット・サドル:牛骨(ポジションマークはこの余りから削り出し)
塗装:2液型ポリウレタン樹脂塗装 スプレーによる重ね塗り、サンドペーパー、コンパウンドで仕上げ
● ご本人のコメントです
粗作ではございますが、いちから自作したバリトンウクレレをエントリーさせていただきます。何か楽器を演奏できるようになりたいというあこがれから、ブライアン・メイに負けじと受験勉強と並行して(むしろそっちのけで?)製作に手を染めました。
電動工具など買うお金も置く場所もないので、六畳の自室での(自作したベンディングアイロンを除いて)アンプラグドな作業です。
ネットなどで情報を集めつつ、ホームセンターで購入した木材や家具の端材からバリトンウクレレが完成しました。うまくいったところも、一筋縄ではいかないことを実感させられたところもあります。音色、弾き心地の良しあしは手元に比較するものもないため「井の中の蛙」状態ですが、先輩方をお手本に改善を重ねていく所存です。
初めて演奏する楽器が自作というのもおかしな話ではありますが、目下練習中です。次はフルサイズのジャズギターに挑戦したいと考えています。
岡山県 藤田真
fuditamako★gmail.com ★を@に変えて
【鶴田より】
バリトンウクレレってトコがいいですね。
ちょっとウクレレマニアをくすぐるものがあります。コチョ、コチョ.... (イヒヒヒヒ ....)
しかし、ワカイのにやるなぁ。
ビンディングカッターらしき道具も工夫してあるし。
これで材料と工具がグレードアップして揃えば、さらに素敵な楽器が出来上がるに違いない。
将来有望ですぞ。おぢさんたちも負けてらんないぞ。
将来、鶴田の身を脅かすに違いないから、今のうちに芽を摘んでおこう! (← をひ!をひ!)
あ、いやいや、将来この業界で成功して国際的な地位と名声を築くに違いない。いまのうちに媚を売って仲良くしておこう。
マコトに悪い人はいないのだ (← ?)
ちなみに俳優の藤田まことさんの本名は 真/眞 です。 ..... マコトだけに本当: Wikipedia
記事:2020年5月13日 コロナ騒動の渦中