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■ 001:前川ファクトリー さん
アコースティックギター「JUDY THREET-タイプD」
【製作者のコメント】
ギターの形は、雑誌に載っていたカルガリーの製作者でJUDY THREETさんのTYPE-Dを参考にさせて頂きました。(ボディのくびれの位置をネック側に少し寄せています)
仕様は
表板 スプルース単板 約2.2〜2.5ミリ厚
側板、裏板 ローズウッド単板 約2.8〜3.0ミリ厚
ネック マホガニ(3層、トラスロッド有り)
指板 黒檀 400R
スケール 約 630ミリ(ギブソンスケール)
塗装 ラッカー(缶スプレー)
下地 サンディングシーラー(缶スプレー)
ピックアップ L,R、Baggs (Double Barrel)
このギターの特徴は、各ブレーシングを3層にしている所です。
1.ローズをスプルースでサンドした材を表板のXブレーシングに
2.マホガニをスプルースでサンドした材を表板の他のブレーシングに
3.スプルースをマホガニでサンドした材を裏板のブレーシングに
使用しています。
ブレーシングを3層構造にした理由は単順に切れ端の材料の有効活用の為と、強度的にも音にも良い結果が出るのでは?と言う単純な思いつきからです。結果は比較対象がないために何とも言えません。ギターの製作については、経験も知識も無い所から始めたので、とにかく失敗が多く、その補修に大分時間がかかりました。無事?完成出来たのは鶴田先生のお陰です。有難うございます。
●ご意見、問い合わせ先:前川ファクトリー
http://www.sound.jp/making/
【鶴田より】
前川さん、数々の苦闘のすえ、いよいよ完成しましたね。メールで「やってもうた!」が届くたびに、こりゃぁ〜〜〜先が長くなりそうだ象〜〜と心配していましたが、完成してみればなかなかどうして素敵じゃないですか! はやくも今度はガットギターの製作準備にはいったとのことですね! またメールくださいね〜〜〜。オリジナルの「マエカワサンドイッチ・バー・システム」はユニーク! 写真に写っているカラクラ2には特にしびれます〜〜〜(笑)。