パノルモ・ワークショップ 

 製作者不詳(1845年製作)

製作者:ルイスさん(イギリス国/ロンドン町)

18??年製作 

 

これは製作者は明確ではありませんが、パノルモ工房の作です。たしかにボディのフォルムはパノルモとクリソツですね。もともとラベルが無く、スイスの前オーナーがこのラベルを貼ったとのことです。表面板の裏側や側板といった目につきにくい部分に焼き印や銘が記されていることも多いので調べてみればわかかもしれません。フレットはどうやらオリジナルのようで真鍮色が輝いています。ヘッドのVがにくいっ!弦長620mmとかなり短めのネックを持つせいか、持った感じとしてはかなり楽です。1845年製作ということはギターにとって黄金期の一段落する時期でもあります。たしかパノルモが死去した年でしたかね?。

この楽器はお茶の水メディアカームさんで75万円ぐらいでしたか。このように明確にラベルが無いものは比較的安価です。  (注:1998年現在の販売価格です)

 

 

■ 写真1 :裏側からのショット。ヘッド以外を見渡すとパノルモ。

■ 写真2 :表面板の状態はきれいです。ローゼットの装飾はシンプル。このラベルはのちに貼られたものです。指板はサウンドホールを完全に覆っていない形状です。

■ 写真3 :木ペグの穴が磨耗で拡張して合わなくなったせいか?いったん埋めて開けなおしてあるのがわかります。

■ 写真4 :ヘッド部拡大。木ペグのグリップ部が小さいのでちゃんとペグワックスを塗らないと調弦に手間取りますよ。

 


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